岩手旅行2日目の8月13日(火)。長距離路線バスの盛岡大船渡線に乗り、遠野を目指しました。
宮沢賢治で卒論を書いていたのは生誕100年の頃。自分が岩手の地を踏んだのは、約10年後の2007年11月でした。
バスターミナルの三ツ矢サイダーの自販機が宮沢賢治仕様。賢治は「やぶ屋」で天ぷらそばと三ツ矢サイダーを食していました。
17年前に花巻・新花巻を散策している時に、たまたま「やぶ屋」を発見。記念に賢治と同様に天ぷらそばと三ツ矢サイダーを食したのは良い思い出です。
人生で2度目の遠野。長距離路線バスは一日一往復で 料金は1940円。盛岡駅を13:40発、遠野駅に15:32着です。
当初の計画では観光列車で12:09に着き、伝承園とカッパ淵までバスで行く。遠野駅に戻って、タップルームでクラフトビールを飲み、時間の許す限り博物館等を回る、でした。
台風のために計画は3.5時間ほど遅れ、宿の方との待ち合わせまでは約2.5時間。観光案内所へ行くことと、タップルームで飲むことを最優先にしました。
とりあえず観光案内所でパンフレットとカッパ捕獲許可証をゲット。前回は顔写真入りのものも購入し、紙のものは友人らへのお土産にもしました。
営業時間と電車の関係で、翌日は行くことが難しい「遠野醸造 TAPROOM」。楽しみにしていたクラフトビールをいただきます。
3種飲み比べセット(1350円)。
6種類の中から、遠野サイダー(りんご)、ランタンエール(食用ホオズキ)、ペールエールの3種類をいただきました。
ホップの収穫時期だったのでフレッシュなホップをサービスしてもらい、追いホップもして飲みました。
遠野パドロンの素揚げ(750円)。
パドロンはスペイン原産のピーマンやししとうのような野菜。身がぎっしりと詰まり、苦味のない美味しい野菜でした。『人生の楽園』かで見て、ずっと食べてみたかったんです。
宿泊先での夕食時に遠野パドロンの話をすると、なかなか店には出回らず、こんな感じには上手く調理ができないそうです。
ザワークラウト(S・300円)。
前菜盛り合わせ(S・650円)。
いろんな調理法で作られた遠野産の野菜の前菜。こんなにてんこ盛りたどは。豆腐の燻製と豚?もありました。
この日の宿泊先の情報は農家民泊ということくらいしかなく。「遠野醸造」では軽めに済ませ、16:20に店を後にしました。
安藤忠雄氏が設計・建築し寄贈した「こども本の森 遠野」。想像していた以上に素敵な建物でした。
中に入ると圧巻の一言。幅広い蔵書。落ち着いて居心地の良い雰囲気。何時間でもいられます。
大阪の中之島に次いで2番目の「こども本の森」。神戸、熊本にもあります。
この日の宿はJR釜石線で2駅が最寄り駅でしたが、電車は運休で向かう術はなく。宿の方に遠野駅まで迎えに来てもらいました(夕朝ありで2人で17600円)。