鎌倉たび、その8。
14日(月)昼食・夕食、15日(月)朝食はゲストハウス1階の「ふくや」にて。
店主のお母さんが山形の人。山形の郷土料理が食べられ、鎌倉では人気の「ふくや」の2号店になります。
つったい鳥中華(850円)。
親鶏のチャーシューは噛み応えがあり、鶏だしで甘みのある和風スープ。
山形では日本蕎麦で食べる「つったい肉そば」が名物だそう。
「つったい」は「冷たい」ことで、山形では冬でも「つったい」のを食べるそうです。
中華麺を使った鳥中華はこの店オリジナル・・・って自分は途中まで「つったい肉そば」だと思いつつ食べていました。山形の蕎麦ってこんな黄色くて歯応えあるんだー、って。
「つったい肉そば」を食べていないから比較はできないけど、チャーシューもスープもとても美味しく、注文を間違えて正解でした。
ゲストハウスは鍵を開けると小さめのダブルベッドが部屋の9割以上を占め、足の踏み場も荷物の置き場もほとんどありませんでした。『Hanako』さん・・・。
嫁はすぐに寝落ちし、こちらはシャワーを浴びてから眠ることができるのか不安になりながらスマホをいじり。嫁を起こして、20:30からカウンターに行ってちょい飲み。
ふくやのおつまみチャーシュウ(400円)。
親鶏の味噌漬焼とたれ焼き、どっちが良い?と聞くと選択肢にないおつまみチャーシュウとの答えが帰ってきました。
よほど鳥中華にハマったようです。
鎌倉夏野菜 揚げ浸し(600円)。
ガイドブックにもよく載っている鎌倉野菜。ネットで調べてもいまいち分からず、京野菜や加賀野菜のような括りではなく、高品質の少し珍しい野菜と言う感じのよう。
万願寺唐辛子・ナス・ゴーヤー・パプリカ。
玉こんにゃく(300円)。
山形のファストフード。見た目通りに味がしっかり染み込んでいます。
山形の地酒が豊富に用意されているけれど、基本的に日本酒が飲めないのが残念。「秀洋」と言う蒸留純米酒のハイボールですらやっとでした。
今回の旅で鎌倉の地ビールを飲めなかったのが後悔です。パンケーキを食べられなかったのもお洒落カフェに行けなかったのも大仏や長谷寺へ行けなかったのも。
山形のだしそば(900円)。
翌朝のモーニングで「だし」が出る可能性もあるけれど、出なかったら後悔するなと〆に注文。
「だし」とはみじん切りにしたきゅうり・大葉・みょうが・おくらを和え、昆布で粘り気を加えた山形の郷土料理です。
かつおだしでぶっとい田舎そば。目の前でぐつぐつ煮えた鍋で長時間茹でていたと思うんだけど、それでも歯応えのある蕎麦でした。
人気のモーニングは950円。
女性1人で切り盛りしていて、雰囲気がとても良かったです。
だし・鰯・ひじき・煮浸し・そば茶ぷりん。
鰯なんて味がしっかりしているのに優しくて、まだまだ食べたい気持ちでした。
念願のだしはご飯に混ぜ、こんな美味しい食べ物なんだと大満足でした。
つづく。