観てから約三週間経ちますが、東京公演「ジャンヌ・ダルク」の感想をば。
僕が行ったのは東京公演千秋楽一日前の12月18日土曜日18:00開演。
場所は赤坂サカスの一角、赤坂ACTシアター。
席は特設サイドステージ席で、前から二列目の右寄り(11500円)。
通常の座席は通路を挟んで後ろからで、その席は舞台の余ったところに作った簡易的な席でした。
舞台の真ん中には縦に二個の大きな四角の穴がトンネルになっていて(ブログで真希ちゃんが「奈落」と言っていた場所)、そこを行き来することで行進や敵軍への突進、城への入場を効果的に見せていました。
そういう舞台のせいか、役者さんたちの立ち位置は基本的に舞台の前の方で更に両サイドにも頻繁に来てくれました。
何度も堀北真希ちゃんが僕から約2〜3メートルの距離に!!!です。
首や尻が痛いのは想定内だったんですが、帰ってから腰が非常に痛かったです。
目の前に真希ちゃん以外の人が立つと肝心の真希ちゃんが見えなかったり、舞台の全体の流れが見えにくかったりもしたんですが、贅沢な席でした。
第一幕は神の信託が聞こえなくなって捕虜になるまで。ということは後は悲惨な話だなとテンションが下がりました。
僕の後ろとひとつ挟んで右は通路だったので、進軍では実際にキャストたちが通る場面もありました。
城壁にハシゴをかけ進軍するシーンで名もなきエキストラが通ってたので油断していたら、背後で大きな声がしたので振り返るとアランソン公役の塩谷瞬さんでした。
この舞台でほぼ初めて見る方だったんですがとてもカッコイイ役だったので、このサプライスにはかなりテンションが上がりました。が、反対の通路席を見ると真希ちゃんと田山さんがいて「惜しい!」とも。
確か仮面ライダーかウルトラマン俳優だよなーと思って、帰ってから調べると「忍風戦隊ハリケンジャー」のハリケンレッドで、石川県出身の方でした。
大学の学祭で書道部が決めセリフか何か(二十文字はあったと思う)を長い紙に書いて展示してあったのは笑ったなー、ハリケンジャー見てなかったから元ネタ分からなかったけど。
田山涼成さんは弓の名手の傭兵で、「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラスみたいな感じ。遠距離は弓で、近距離は腰に剣を帯びているけど矢で戦う。レゴラスの戦い方は格好いいけど、田山さんのはカッコいい役だけど笑いを誘いました、スイマセン。
浅野温子さんや六平直政さんは舞台に立ったときの存在感が凄い。
西岡徳馬さんはよく噛んでたなーという印象でした。
伊藤英明さんはシャルル7世役で衣装はピンクのガウンで精神的に弱い役。
カーテンコールで出てくる時に裾を踏んで転びそうになって、ニヤッとしているところも周りに座っていた女性たちには萌えポイントだっだみたいです。
堀北真希ちゃんは元気に頑張ってました。初舞台初主演を見ることができたのは非常に幸せだったと思います。
火刑の前に上半身がタンクトップ風の衣装一枚になった時の、彼女の華奢なこと。
腕が細い、体が小さい、男装の役なのでサラシを巻いてるのかもしれないけどとっても胸が薄い。
よくあんな身体で鎧を着て旗を振り回してたなー。
エキストラ含め100名?の行進や戦闘場面は他の芝居では見たことのない迫力がありました。
カーテンコールで役者自身の生の声が全くなかったのと、パンフレットとサントラCD以外はTBSのキャラクターがジャンヌとシャルルのコスプレしているのしかなかったのが残念でした。
DVDが発売されたらもう一度観たいものです。