涙滴型宇宙艇

主に石川県の食べ歩き。

ヨイ本屋in盛岡

盛岡駅の駅ビルにある本屋さんには同好の士がいるらしい。
TRPG」と記してあるコーナーがある(駅なのに文庫以外のルールブックも充分に置いてある)。
その横のラノベコーナーには今更感さえある「フルメタル・パニック!」の全巻?が表紙が見えるように本棚に飾ってあり(通常の平積みではなく)、その下段には漫画版(こっちは普通の陳列)。
平積みスペースには、「文学少女」シリーズが元ネタとなる小説と共に並んでいる。
で、荒木飛呂彦さんが表紙を描く「ユリイカ」は盛岡到着時には2冊ありましたが、発つ時には売り切れておりました。
大きい本屋も探そうとも思いましたが、ここだけで充分でした。


友情;初恋 (集英社文庫)

友情;初恋 (集英社文庫)


で、夏に買った武者小路実篤の「友情・初恋」を読み終わりました。
本当は「ナツイチ2007限定カバー」の蒼井優さんのものです。
僕は大学では国文学科で、3回生のゼミでは近代文学万葉集を選択していました。
近代文学では最初の講義で渡された紙には、作家の名前とタイトルと発表日が書かれていました。
生徒2〜3名で一つの作品を担当し、各自でテーマを設け発表するというゼミでした。
僕が担当したのは「雪国」でしたが、それは単純に発表日が一番最後。
順番に挙手で担当が割り振られていく中、最後である「雪国」に落ち着いたのだったと思います。
僕の記憶ではその中で実篤の「友情」もあったと思ったんですが、本棚を確認するとないので思い違いみたいでした。
読んでみると「分かる分かる」みたいな部分や、自分と重ね合わせてしまい恥ずかしい部分などちょっとバツが悪かった僕は「友情」の野島であり、「初恋」の「自分」である実篤です。
まぁ、僕にはこんな恋愛をするような体力はもう残っていませんし、
かといって、過去にそれほどの力を使ったワケでもありませんが。


“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)


ついでに「友情」をモチーフにしたコレも読み返しました。