涙滴型宇宙艇

主に石川県の食べ歩き。

明治の精神に殉死する


こゝろ (角川文庫)

こゝろ (角川文庫)


「上」を読み終わる辺りまでの読みにくさがきつかったです。
母も漱石だけは読みにくく、先になかなか進まないとぼやいてました。
初めて読んだのは、中学校の教科書で「上」か「中」の一部だったと思います。
次に読んだのは大学3回生の講義で。
読み進めるにしたがって、どんどん違和感が。
「私」って男だったんだーーー!
と。
それまで僕の頭の中での「私」は女性だったんですよ。
先生に淡い恋心を抱く明治女学生みたいなイメージで。
これを知ったときは衝撃的であったと同時に自分の愚かしさを・・・・・・。
20数年を経て知った新事実でした。


ところで、夏目漱石にも「こゝろ」にも関係ありませんが、「乃木大将」と言えば「久川綾」で良かったでしたっけ?