涙滴型宇宙艇

主に石川県の食べ歩き。

『氷菓』聖地巡礼

青春18きっぷ岐阜県高山市に行ってきました。
金沢から富山方面は夏休みで日曜でも全然車内は混んでいなく、
『折れた竜骨 下』を再読しながらのんびり気晴らしの旅。
米澤穂信のミステリ好きで当然『氷菓』も読んでいるけど、
アニメの方は全部は見ていない。
聖地巡礼できるほど詳しくはないけど、喫茶店くらいは調べておいて。
高山に来るのは友人らと来た2002年夏か秋と2009年9月に次いで、
今回が3度目で初めての電車旅。

リアルに来月行われるカンヤ祭のポスター。
いたるところにポスターが貼っていたり、
グッズが売っていたりということはなくちょっと拍子抜け。

原作では「パイナップルサンド」とうい名の喫茶店「バグ・パイプ」。
氷菓』「4.事情ある古典部の末裔」で、
奉太郎がキリマンジャロ、えるがウインナーココアを飲んだ店。

初めて見たときにテンションが上がった、
デビルサマナー』に出てきたテナガとアシナガ。
鍛冶橋の両側の欄干にいます。

作中では「一二三」という名だった「喫茶去 かつて」。
愚者のエンドロール』「5.味でしょう」で、
奉太郎が水出し玉露を、入須先輩が抹茶を飲んだ店。

自家製わらび餅の入った和風パフェの「あまがさね」(900円)。
通りを見下ろす2階の窓際で食べるパフェは甘くなく上品で美味でした。

過去2回は「東山」という蕎麦屋で貝柱そばを食べていて、
今回は高山ラーメンを食べることに決めていました。
飛騨牛中華そば(L)1400円。
飛騨牛はこんなに美味しいものなのかと驚きつつ、
麺もスープも全てが旨い。
帰りにネットで見ているとガイドブックに載っているから行列だけど、
あまり評判がよろしくないようで。
ここで高山ラーメンはなんて美味しいの!と思ったのに、
記事を読むと厳密には高山ラーメンとは呼べないらしい。

先ほどの飛騨牛があまりに美味しかったので、
別の店で赤身と霜降りの串を買い食い(300円+500円)。

あとはお土産を探しながらぐるぐると電車時刻まで時間潰し。

やっとで『氷菓』関係のブースのある店を発見。
古典部文集の表紙を模した饅頭をお土産に購入。
ついでにポスターを写真に撮らせてもらいました。

野々市駅から高山駅まで3〜4時間。
電車本数の都合で高山での滞在時間はおよそ5時間半か3時間半の二択。
今回は12:27をちょっと遅れて高山駅に到着し、
ゆっくり回って15:51に高山駅を出発。
食べるだけの旅だったけど満足度の高い一日でした。
父母も使って18きっぷが余ったらだけど、
小説を何冊か持って腹を空かせて来月のカンヤ祭にも行くかも。